本書は、標準的なコスト概念やテーブルを持たない外注先に対し、標準コストを適用する際の指導・育成ノウハウ書として著されたものです。コストテーブルなる道具は、客観基準としての価値を求めて膨大な投入努力を経て作り上げられます。その根底には「コストを自前でコントロールしたい」という願望があります。購入する立場においては、標準という概念を定量化したコストテーブルをベースに特定品目について査定した結果値と現行決定値を比較し、その差額を取り戻す行為がコストダウン活動となります。
その「差額を取り戻す」やり方には、差異比較したらこれだけ差額が明らかになったので以降は「これで出来るはずだからこれだけしか払わない」という強圧的なやり方、一方、差違比較から「差違の要因はこれこれである、この要因はこうして改善すればコストは必ず下がる」といった具体的な改善の指摘から実践を経て、その結果についてコストダウンを図るやり方があります。本書は、後者のやり方について具体的に解説してあります。コストダウンの実践展開に於いて外注先への支給・提供による説得あるコストダウンに役立てていただければ幸いです。
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沖縄県宮古島市下地字与那覇出身 法政大学卒 日本電気(NEC)、日本精密機械㈱、ジエムコ日本経営・経営コンサルタントを経て,現在、工業物理学作家。
IE、VE/VD、PFM技法を駆使した製品設計時点に於けるコストのデザイン指導やIT・プロフィット・フロント・コストローディングシステム(PFM)の開発,工法・工程設計技術の指導,開発技術購買の指導, 工場管理最善化指導コンサルティングなど,徹底した三現主義を指導理念に、世界市場に於けるもの作り基準データベースを中核に工場管理会計、管理工学の実践指導グローバルエンジニア。
高度ポリテクセンター・コスト工学講師。東京都大田区田園調布在住。
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