本書は、樹脂成形工場で物づくりした時の「作る立場」に立った工程設計プロセスについて、作業測定された客観事実を標準コスト(標準加工時間×標準加工費率)に置き換えてテーブル化してあります。標準時間は、ある作業について「かくあるべき」という作業のやり方や作業条件に対する時間です。つまり、この設備・機械で作業するのに「かけるべき時間・工数」は、この値が理論的、科学的に「妥当であり世間一般に客観実証されている結果である」という筋合いのものです。一方、標準加工費率は、管理会計思想に基づき最新技術水準や管理水準をベースに単位時間当たり標準設備費、労務費、管理費から成り立ちます。(尚、コストテーブルの構築背景や設定根拠などを要する場合は上記関連図書の「標準原価計算テーブル便覧・樹脂成形編をお薦めします。)
「第1章」では、標準コストの理論構成や基本的な考え方や捉え方を述べた後、測定技法 としてフル活用されたJWF法の抜粋を啓蒙用に紹介してあります。
「第2章」では、では、成形コスト算定の前提条件となる成形技術条件(成形材料費の求め方基準、成形機能力算定基準、取り数決定基準など)がテーブル化されております。
「第3章」では、一般に多くの用途である樹脂成形品の射出成形機(二色成形機)を主工程とし、二次加工(ゲートカット・・など)について正味の作業測定をしてあり適用材質(ABS・・)レベルでテーブル掲載されています。
「第4章」では、標準加工費率(円/分)の理論的な考え方、計算のしかたを詳細に述べた後に、客観的事実としての標準加工費率(設備費率、労務費率)を工程別、機械別に算出一覧表に掲載してあります。
【汎用プラスチック】
ABS樹脂、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、塩化ビニール(PVC)
【エンジニアリングプラスチック】
ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、変性PPE、PBT
【スーパーエンジニアリングプラスチック】
PPS、PEEK、ポリエーテル(PEI)、液晶ポリマー(LCP)、ポリフエニルサルホン(PPSU)
Min:10mm×10mm、Max:1200mm×1560mm
20、35、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、600、750、850、1000、1200、1500、2000トン
【汎用プラスチック】
ABS樹脂、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、塩化ビニール(PVC)
【エンジニアリングプラスチック】
ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、変性PPE、PBT
【スーパーエンジニアリングプラスチック】
PPS、PEEK、ポリエーテル(PEI)、液晶ポリマー(LCP)、ポリフエニルサルホン(PPSU)
Min:10mm×10mm、Max:1200mm×1560mm
20、35、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、600、750、850、1000、1200、1500、2000トン
【汎用プラスチック】
ABS樹脂、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、塩化ビニール(PVC)
【エンジニアリングプラスチック】
ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、変性PPE、PBT
【スーパーエンジニアリングプラスチック】
PPS、PEEK、ポリエーテル(PEI)、液晶ポリマー(LCP)、ポリフエニルサルホン(PPSU)
Min:10mm×10mm、Max:1200mm×1560mm
20、35、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、600、750、850、1000、1200、1500、2000トン
◇ 書籍購入前にパンフレットで内容見本をご覧下さい。◇
沖縄県宮古島市下地字与那覇出身 法政大学卒 日本電気(NEC)、日本精密機械㈱、ジエムコ日本経営・経営コンサルタントを経て,現在、工業物理学作家。
IE、VE/VD、PFM技法を駆使した製品設計時点に於けるコストのデザイン指導やIT・プロフィット・フロント・コストローディングシステム(PFM)の開発,工法・工程設計技術の指導,開発技術購買の指導, 工場管理最善化指導コンサルティングなど,徹底した三現主義を指導理念に、世界市場に於けるもの作り基準データベースを中核に工場管理会計、管理工学の実践指導グローバルエンジニア。
高度ポリテクセンター・コスト工学講師。東京都大田区田園調布在住。
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